妊婦健診・がん検診・一般婦人外来
  • ホーム
  • 妊婦健診・がん検診・一般婦人外来

女性特有の病気は健康診断ではなかなか発見されず、症状なく進んでしまうものが多いようです。
中でも将来の妊娠に影響するものが多く、性行為があるようであれば定期的な婦人科検診をお薦めします。
こちらのページでは当院の一般婦人科外来についてご紹介します。

妊婦健診

院長は10000件以上(内、当院では7000件以上)の分娩を扱って参りましたが、現在はこれらの経験を元にベルランド総合病院大阪母子医療センターとのセミオープンシステムを導入し、妊娠31週目までの妊婦健診を行っております。

総合病院での分娩を行いたいが仕事などの都合で平日夜間しか妊婦健診を受けられない妊婦様、当院近くにお住まいおよび勤務の妊婦様に特におすすめです。
ただし妊娠経過に問題がある場合は早めに分娩先に戻っていただくことがあります。

妊婦健診担当・・・土田充、芳川裕美子

子宮がん検診

令和5年度(R5.4/1~R6.3/31)の市民がん検診

対象者

  • 昭和偶数年生まれの方
  • 平成15年生まれ以上の平成奇数年生まれの方

当院で検診可能な自治体 及び 費用

富田林市 無料
大阪狭山市 1,000円もしくは2,000円
河南町 500円
太子町 無料
千早赤坂村 無料

※千早赤坂村に限り、ご自身で役場から問診票をお取り寄せ下さい。

子宮頸がん検診

子宮の入り口付近(頸部)にできるがんで、最近20~30歳代の若い女性に増えてきています。
性交渉でHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染が関係している事が分かっています。

HPVは90%以上自然消失しますが長期間感染持続するとがんに進行する可能性があります。検診でがんになる前に発見できるので定期的な検診が必要です。
細胞診とHPV検査があります。細胞診の方法は当院ではサーベックスブラシを使用したシンレイヤー法で行っております。
この方法は従来の綿棒・グラス塗沫法に見比べて以上の発見率が高く初期段階での発見や治療(レーザー蒸散)を行う事ができます。

新しい細胞診検査法~Liquid-Based Cytology法(LBC法、液状処理細胞診法)

LBC法は、子宮頸がんの検査のために、やわらかい専用ブラシでとった細胞をむだなく集めてスライドに均一に塗る方法です。

従来の細胞診

従来の細胞診は、ブラシや特殊なヘラ等を用いて細胞をぬぐい取り、それをスライドガラスに直接塗る方法が主流でした。
この方法のデメリットは、医師によって細胞の「採り方」や「採る量」がばらつきがあったり、スライドガラスに細胞を塗る際にかなりの細胞が均一に塗りつけられずにそのまま捨てられてしまうリスクがあることでした。

また、綿棒を使用する場合は、それ自体の吸水性が高いため、「疑わしい」細胞が綿棒で採取できても綿棒の側に残ってしまい、観察されないままになることもあります。

LBC法(液状処理細胞診法)のメリット

LBC(Liquid Based Cytology)法では細胞の採取に専用ブラシを用います。
専用ブラシを用いることで不適正標本を減少させ、結果的に女性の負担を軽減することができます。
専用のブラシで採取した細胞を、採取に用いたブラシの先端とともに細胞保存液が入った専用容器に中にまるごと保存することで採取することができた細胞すべてが入った容器が検査に提出され、専門家によって顕微鏡による診断が行われます。

上記のことから、LBC法では不適正標本(※)が出にくく、再検査がほとんどなくなります。結果的に女性の体への負担や精神的不安を軽減することにつながるためたけい産婦人科ではLBC法を用いた子宮がん検診を推奨、実施しています。

子宮体がん

子宮の内膜にできるがんで主に閉経前後の女性に多い病気ですが30~40才代の女性にも見られます。不正出血があった場合はなるべく早く受診して下さい。

子宮頸がんワクチン

頸がんワクチン

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。

HPV感染症・子宮頸がんを防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、無料で定期接種が行われています。
※現在、H9年度生まれの方まで公費対象者が拡大されています。詳細はページ下部をご参照ください。

ワクチンは半年間の間に2回から3回接種です。(ワクチンの種類、年齢によって回数が異なります)

当院取り扱いワクチン

シルガード(9価)

子宮頸癌を約90%予防できます。

シルガード(9価) 30,800円(税込)/回
90,000円(税込)/3回 一括払いのみ

※公費対象の方は無料です

ガーダシル(4価)

子宮頸癌を約65%予防できます。

ガーダシル(4価) 16,500円(税込)/回

※公費対象の方は無料です

詳しくは下記のサイトをご覧ください

定期接種対象者

2023年度に小学校6年生~高校1年生相当の女の子

小6
中1
中2
中3
高1

標準的な接種時期は中学校1年生

キャッチアップ対象者

H9年度生まれ~H17年度生まれの女性
1997年4月2日~2006年4月1日生まれ
かつ、過去にHPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方

H17年度生
H16年度生
H15年度生
H14年度生
H13年度生
H12年度生
H11年度生
H10年度生
H9年度生

キャッチアップ接種は2025年3月末まで

※このほか、平成18・19年度生まれの女性は、通常の接種対象(小学校6年生~高校1年生相当)の年齢を超えても、令和7(2025)年3月末まで接種できます。

ピル(避妊・月経移動)

低用量(避妊)ピル

生理開始5日目までに内服開始します。避妊効果は99%以上あります。

月経血の量が減少し、生理痛、生理前のイライラや生理不順の改善が見られます。
卵巣がんの予防効果があるというデータが沢山出て来ています。
子宮体がんにも予防効果があるといわれています。

副作用

眠気・吐き気・むくみ・乳房のはり・頭痛・不正出血etcがありますが、多くの場合服用後2~3か月以内に治まる事がほとんどです。
重大な副作用としては、血栓症がありますが高年齢・高血圧・肥満・喫煙等の因子が大きいといわれています。
内服開始後3か月以内に静脈血栓症の発症が多いと言われ、当院では3か月後ごろに血液検査を行い異常がなければその後は年に1回血液検査を行っております。

費用

低用量(避妊)ピル 1シート 3.000円(税込)
初診時のみ、初診相談料として別途3.000円頂戴いたします。

アフターピル(全て税込価格)

緊急避妊の目的でセックスの後で内服するピルで、モーニングピルとも言います。
性交後72時間以内(3日)の内服が有効とされています。

副作用

内服後、月経のような出血(消退出血)があらわれることがあります。
また、不正子宮出血や頭痛、吐き気、倦怠感、眠くなるなどの月経時にみられる症状があらわれることがあります。
月経周期や出血の状況(日数や量)に一時的な変化がみられることがあります。
不正子宮出血や妊娠初期の出血は、通常の月経と区別がつかないことがありますので、出血の有無に関わらず、医師の指示通りに受診してください。
この薬の成分は乳汁中に移行しますので、授乳中の方は、服用後少なくとも24時間内は授乳しないでください。

妊娠阻止率 内服方法 金額
ノルレボ
(正規品)
85% 72時間以内に1回1錠内服 ¥10,000

生理移動

次回の生理を遅らせる場合

予定生理の5日前からピルを内服開始し、遅らせたい日まで続けます。
内服終了後2~3日以内に生理が開始します。

生理を早める場合

通常生理の5日目から内服開始し、7~10日間ピルを内服します。

副作用

意図的に生理を早める、あるいは遅らせる月経移動ですが、胃痛や倦怠感などが現れる女性もいます。薬そのものによる吐き気や倦怠感を訴える方がありますが大きな後遺症が残るものや、治療が必要になる症状等の副作用は確認されていません。
ピルは決して体に悪いものではありません。
ホルモンをコントロールするためのものなので、通常時の生理同様の症状がみられることはありますが、大きな副作用の心配はないと考えてよいでしょう。

費用

生理移動 4.000~6.000円(税込)
・初診相談料込み

避妊リング

ミレーナ(レボノルゲストレル放出システム)を採用しています。
生理開始7日以内に装着します。避妊効果以外に過多月経の目的で使用されます。
装着後3ヶ月の早期から月経血量は有意に減少します。
ミレーナを除去する事により妊孕性(にんようせい→妊娠のしやすさ)は回復します。

副作用

ミレーナ装着後は腹痛や出血といった症状がみられますが、時間と共に落ち着いてきます。
その他、以下の副作用が報告されています。

  • 月経周期の延長や変動
  • 不正性器出血
  • 卵巣嚢腫
  • 骨盤内炎症性疾患
  • 異性性妊娠
  • 子宮壁内に入り込む(穿孔)

費用

避妊リング 60.000円(税込)
・初診料等含む

月経痛

月経前症候群(PMS)

月経の3~10日程前から腹痛、乳房が張る、腰痛、頭痛、イライラする、怒りっぽい、憂うつなどの症状が現れ、月経が始まると4日以内に症状が軽くなるのが特徴です。

大切な事はセルフケア

  1. 栄養バランスの良い食事
  2. 適度な運動
  3. 自分に合ったリラックス法(アロマオイルや半身浴が有効です)

治療

  1. 低用量ピル
  2. 漢方薬
  3. 痛み止め
  4. むくみがひどい場合には、利尿剤を使ったりもします。

子宮内膜症

子宮内膜がさまざまなところに侵入発生することで、月経痛などの原因になります。
子宮内膜という組織が子宮の内側以外の卵巣や子宮の周辺部にできて増殖する病気で、若い女性に増えてきています。
月経痛が激しく月経以外の時でもお腹や腰に激しい痛みが現れます。
月経痛がだんだんひどくなってきた場合はなるべく早く診察を受けましょう。

子宮腺筋症

子宮内膜症が子宮の筋層に侵入発生するもので、子宮内膜症とは別の病気として扱われています。主な症状は月経痛で過多月経になる事もあります。

※いずれもホルモン療法、手術療法がありますが、軽度の場合は鎮痛剤の対症療法を行います

子宮筋腫

良性の腫瘍ですが月経量の増加や月経痛の原因になる事があります。
子宮にできる良性の腫瘍で、30~50代の女性の4~5人に1人は持っているといわれます。
悪性に変わる事はありませんが貧血、下腹痛や腰痛がひどかったら早めに受診しましょう。
大きさや症状、年齢など考慮して、手術や薬物療法などの積極的治療法をお勧めする場合や、定期的に検査を受け様子を見ていく場合があります。

更年期症候群

更年期(45~55歳)に入り主にエストロゲン(卵胞ホルモン)の欠乏により起こるのぼせ・ほてり・発汗・めまい、動悸などの身体の不調を感じる状態をいいます。
このエストロゲン不足が長期間続くと骨粗しょう症や、血液中のコレステロール値が変化して動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなります。

治療

血中ホルモンを測定した上、症状を評価し治療法を決めます。

  1. 漢方薬
  2. HRT(ホルモン補充療法)
  3. 抗不安薬
  4. プラセンタ注射
  5. メディカルサプリメント(Dr.アグリマックス・・・大豆イソフラボン)

身体の不調はありませんか?もしかしたら更年期障害かもしれません。
現在のあなたの身体の状態を把握する為、下記ボタンからリンクするチェックシートであなたに当てはまる点数を記入しましょう。

HRT(ホルモン補充療法)

HRTは不足したエストロゲンを補う事で、更年期症状などを改善する非常に有効な治療法です。
また骨粗しょう症の予防にもなると言われております。

HRTにはいくつかの方法がありますが、子宮体がんを予防するために黄体ホルモンと一緒に使用します。
HRTに使用される薬は内服薬(飲み薬)と外用薬(はり薬、ぬり薬)があります。
はり薬は皮膚から直接血液中に吸収されます。
卵巣から分泌されるホルモンの経路、つまり自然の状態に近いため、血栓症などの副作用も少ないと言われております。

乳がん

5年未満のHRTでは乳がんになるリスクを変化させないと言われております。
しかし年1回以上の定期検診をお勧めします。

子宮体がん

黄体ホルモン剤と併用していれば、発生率が高くなる事はありません。

おりもの、不正出血

1.痒みを伴う場合

カンジダ膣炎・トリコモナス膣炎

2.においが気になる場合

細菌性膣炎・クラミジア感染症・トリコモナス膣炎

3.外陰部が腫れている場合

バルトリン腺炎
(抗生剤、鎮痛剤の投与後しこりが残り、腫れている場合バルトリン腺開窓術が必要となる場合もある)

4.腹痛、発熱を伴う場合

子宮内膜炎・クラミジア感染症

5.排卵期以外に出血する場合

子宮頚管ポリープ・子宮体がん・子宮頚がん
ホルモンバランスのくずれ

STD(性感染症)

性器ヘルペス

単純ヘルペス(HSV)の感染により発症します。

初感染

性交渉で感染し3~7日の潜伏期をおいて発症します。
38℃以上の発熱、外陰部に強い痛みを感じ、最初は水ぶくれができつぶれて潰瘍(皮がむけた状態)が沢山できます。
排尿時の激痛、大腿のリンパ節(ぐりぐり)が腫れて痛くなります。

再発の場合、症状は軽く痛みも強くありません。一般的には水ぶくれや小さい潰瘍ができる程度です。抗ウィルス剤の内服と軟膏の併用で、3~4週間で治ります。
重症の場合は入院治療が必要です。

クラミジア感染症

セックスによって子宮感染を起こし水っぽいオリモノが増えます。
放置すると子宮内膜・卵管炎ひいては腹膜炎を起こす場合があります。

近年オーラルセックスによって喉の病気を起こす例も増えています。
パートナーとの同時検査、治療が必要です。
治療は抗菌剤のドライシロップを1回内服するだけで、ほとんどの場合治ります。

尖圭コンジローマ

上記の『尖圭コンジローマ切除術』をご覧ください。

淋病

淋菌の感染による病気です。男性は主な感染部位が尿道であり、排尿痛、排膿がある為気づきやすいのですが、女性は子宮頚管に感染した時点では症状が軽いため気づかず、症状が進んで初めて気づく事が多いようです。

感染後2~7日間の潜伏後黄色~黄緑のオリモノがあり、排尿時に痛みを伴ったりする事もあります。パートナーに症状があれば早めに受診される事をお勧めします。
治療は抗生剤1~2週間の内服でたいていは治ります。

痩身・ダイエット外来

漢方薬(防風痛聖散・防已黄耆湯)

脂肪吸収抑制剤(ゼニカル内服剤)

脂肪代謝効果が非常に高い(Lカルニチン)---点滴注射

Lカルニチンは非常に高い脂肪代謝効果のある物質です。
Lカルニチンは食物からも摂取ができますが、その生成は20代をピークに加齢とともに減少していき、年齢とともに太りやすい体質になる原因はLカルニチンの減少だと考えられています。

点滴療法により十分なLカルニチンを摂取することで、ダイエット、メタボリックシンドローム対策に最適な治療です。週1回~2週間に1回で3~6カ月間続ける事をお勧めします。点滴時間は1回20分~30分です。

栄養管理サプリメント(All in One)---液体マルチビタミン・ミネラル

飲むサプリメントでマルチビタミンとミネラルを補給に有効です
1日1回15cc飲みたい時に飲む(同じ成分ならカプセル20錠に相当する)
吸収率が非常に優れている。(最大98%)
120種類の内容成分を含んでいます。

サプリメント

当院では美肌・アンチエイジング作用や、ダイエット時の食欲・脂肪吸引を抑制するサプリメントをご提供しております。詳しくはサプリメントページをご覧ください。