女性特有の病気は健康診断ではなかなか発見されず、症状なく進んでしまうものが多いようです。
中でも将来の妊娠に影響するものが多く、性行為があるようであれば定期的な婦人科検診をお薦めします。
こちらのページでは当院の一般婦人科外来についてご紹介します。
院長は10000件以上(内、当院では7000件以上)の分娩を扱って参りましたが、現在はこれらの経験を元にベルランド総合病院、大阪母子医療センターとのセミオープンシステムを導入し、妊娠31週目までの妊婦健診を行っております。
総合病院での分娩を行いたいが仕事などの都合で平日夜間しか妊婦健診を受けられない妊婦様、当院近くにお住まいおよび勤務の妊婦様に特におすすめです。
ただし妊娠経過に問題がある場合は早めに分娩先に戻っていただくことがあります。
妊婦健診担当・・・土田充、芳川裕美子
富田林市 | 無料 |
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大阪狭山市 | 1,000円もしくは2,000円 |
河南町 | 500円 |
太子町 | 無料 |
千早赤坂村 | 無料 |
※千早赤坂村に限り、ご自身で役場から問診票をお取り寄せ下さい。
子宮の入り口付近(頸部)にできるがんで、最近20~30歳代の若い女性に増えてきています。
性交渉でHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染が関係している事が分かっています。
HPVは90%以上自然消失しますが長期間感染持続するとがんに進行する可能性があります。検診でがんになる前に発見できるので定期的な検診が必要です。
細胞診とHPV検査があります。細胞診の方法は当院ではサーベックスブラシを使用したシンレイヤー法で行っております。
この方法は従来の綿棒・グラス塗沫法に見比べて以上の発見率が高く初期段階での発見や治療(レーザー蒸散)を行う事ができます。
LBC法は、子宮頸がんの検査のために、やわらかい専用ブラシでとった細胞をむだなく集めてスライドに均一に塗る方法です。
従来の細胞診は、ブラシや特殊なヘラ等を用いて細胞をぬぐい取り、それをスライドガラスに直接塗る方法が主流でした。
この方法のデメリットは、医師によって細胞の「採り方」や「採る量」がばらつきがあったり、スライドガラスに細胞を塗る際にかなりの細胞が均一に塗りつけられずにそのまま捨てられてしまうリスクがあることでした。
また、綿棒を使用する場合は、それ自体の吸水性が高いため、「疑わしい」細胞が綿棒で採取できても綿棒の側に残ってしまい、観察されないままになることもあります。
LBC(Liquid Based Cytology)法では細胞の採取に専用ブラシを用います。
専用ブラシを用いることで不適正標本を減少させ、結果的に女性の負担を軽減することができます。
専用のブラシで採取した細胞を、採取に用いたブラシの先端とともに細胞保存液が入った専用容器に中にまるごと保存することで採取することができた細胞すべてが入った容器が検査に提出され、専門家によって顕微鏡による診断が行われます。
上記のことから、LBC法では不適正標本(※)が出にくく、再検査がほとんどなくなります。結果的に女性の体への負担や精神的不安を軽減することにつながるためたけい産婦人科ではLBC法を用いた子宮がん検診を推奨、実施しています。
子宮の内膜にできるがんで主に閉経前後の女性に多い病気ですが30~40才代の女性にも見られます。不正出血があった場合はなるべく早く受診して下さい。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
※現在、H9年度生まれの方まで対象が拡大されています。
ワクチンは半年間の間に2回から3回接種です。(ワクチンの種類、年齢によって回数が異なります)
子宮頸癌を約65%予防できます。
ガーダシル(4価) | 16,500円(税込)/回 |
※公費対象の方は無料です
子宮頸癌を約90%予防できます。
シルガード(9価) | 30,800円(税込)/回 |
90,000円(税込)/3回 一括払いのみ |
※公費対象の方は無料です
詳しくは下記のサイトをご覧ください
2023年度に小学校6年生~高校1年生相当の女の子
標準的な接種時期は中学校1年生
H9年度生まれ~H17年度生まれの女性
1997年4月2日~2006年4月1日生まれ
かつ、過去にHPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方
キャッチアップ接種は2025年3月末まで
※このほか、平成18・19年度生まれの女性は、通常の接種対象(小学校6年生~高校1年生相当)の年齢を超えても、令和7(2025)年3月末まで接種できます。
生理開始5日目までに内服開始します。避妊効果は99%以上あります。
月経血の量が減少し、生理痛、生理前のイライラや生理不順の改善が見られます。
卵巣がんの予防効果があるというデータが沢山出て来ています。
子宮体がんにも予防効果があるといわれています。
緊急避妊の目的でセックスの後で内服するピルで、モーニングピルとも言います。
性交後72時間以内(3日)の内服が有効とされています。
妊娠阻止率 | 内服方法 | 金額 | |
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ノルレボ (正規品) |
85% | 72時間以内に1回1錠内服 | ¥10,000 |
予定生理の5日前からピルを内服開始し、遅らせたい日まで続けます。
内服終了後2~3日以内に生理が開始します。
通常生理の5日目から内服開始し、7~10日間ピルを内服します。
ミレーナ(レボノルゲストレル放出システム)を採用しています。
生理開始7日以内に装着します。避妊効果以外に過多月経の目的で使用されます。
装着後3ヶ月の早期から月経血量は有意に減少します。
ミレーナを除去する事により妊孕性(にんようせい→妊娠のしやすさ)は回復します。
月経の3~10日程前から腹痛、乳房が張る、腰痛、頭痛、イライラする、怒りっぽい、憂うつなどの症状が現れ、月経が始まると4日以内に症状が軽くなるのが特徴です。
子宮内膜がさまざまなところに侵入発生することで、月経痛などの原因になります。
子宮内膜という組織が子宮の内側以外の卵巣や子宮の周辺部にできて増殖する病気で、若い女性に増えてきています。
月経痛が激しく月経以外の時でもお腹や腰に激しい痛みが現れます。
月経痛がだんだんひどくなってきた場合はなるべく早く診察を受けましょう。
子宮内膜症が子宮の筋層に侵入発生するもので、子宮内膜症とは別の病気として扱われています。主な症状は月経痛で過多月経になる事もあります。
※いずれもホルモン療法、手術療法がありますが、軽度の場合は鎮痛剤の対症療法を行います
良性の腫瘍ですが月経量の増加や月経痛の原因になる事があります。
子宮にできる良性の腫瘍で、30~50代の女性の4~5人に1人は持っているといわれます。
悪性に変わる事はありませんが貧血、下腹痛や腰痛がひどかったら早めに受診しましょう。
大きさや症状、年齢など考慮して、手術や薬物療法などの積極的治療法をお勧めする場合や、定期的に検査を受け様子を見ていく場合があります。
更年期(45~55歳)に入り主にエストロゲン(卵胞ホルモン)の欠乏により起こるのぼせ・ほてり・発汗・めまい、動悸などの身体の不調を感じる状態をいいます。
このエストロゲン不足が長期間続くと骨粗しょう症や、血液中のコレステロール値が変化して動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高くなります。
血中ホルモンを測定した上、症状を評価し治療法を決めます。
身体の不調はありませんか?もしかしたら更年期障害かもしれません。
現在のあなたの身体の状態を把握する為、下記ボタンからリンクするチェックシートであなたに当てはまる点数を記入しましょう。
HRTは不足したエストロゲンを補う事で、更年期症状などを改善する非常に有効な治療法です。
また骨粗しょう症の予防にもなると言われております。
HRTにはいくつかの方法がありますが、子宮体がんを予防するために黄体ホルモンと一緒に使用します。
HRTに使用される薬は内服薬(飲み薬)と外用薬(はり薬、ぬり薬)があります。
はり薬は皮膚から直接血液中に吸収されます。
卵巣から分泌されるホルモンの経路、つまり自然の状態に近いため、血栓症などの副作用も少ないと言われております。
5年未満のHRTでは乳がんになるリスクを変化させないと言われております。
しかし年1回以上の定期検診をお勧めします。
黄体ホルモン剤と併用していれば、発生率が高くなる事はありません。
カンジダ膣炎・トリコモナス膣炎
細菌性膣炎・クラミジア感染症・トリコモナス膣炎
バルトリン腺炎
(抗生剤、鎮痛剤の投与後しこりが残り、腫れている場合バルトリン腺開窓術が必要となる場合もある)
子宮内膜炎・クラミジア感染症
子宮頚管ポリープ・子宮体がん・子宮頚がん
ホルモンバランスのくずれ
単純ヘルペス(HSV)の感染により発症します。
性交渉で感染し3~7日の潜伏期をおいて発症します。
38℃以上の発熱、外陰部に強い痛みを感じ、最初は水ぶくれができつぶれて潰瘍(皮がむけた状態)が沢山できます。
排尿時の激痛、大腿のリンパ節(ぐりぐり)が腫れて痛くなります。
再発の場合、症状は軽く痛みも強くありません。一般的には水ぶくれや小さい潰瘍ができる程度です。抗ウィルス剤の内服と軟膏の併用で、3~4週間で治ります。
重症の場合は入院治療が必要です。
セックスによって子宮感染を起こし水っぽいオリモノが増えます。
放置すると子宮内膜・卵管炎ひいては腹膜炎を起こす場合があります。
近年オーラルセックスによって喉の病気を起こす例も増えています。
パートナーとの同時検査、治療が必要です。
治療は抗菌剤のドライシロップを1回内服するだけで、ほとんどの場合治ります。
上記の『尖圭コンジローマ切除術』をご覧ください。
淋菌の感染による病気です。男性は主な感染部位が尿道であり、排尿痛、排膿がある為気づきやすいのですが、女性は子宮頚管に感染した時点では症状が軽いため気づかず、症状が進んで初めて気づく事が多いようです。
感染後2~7日間の潜伏後黄色~黄緑のオリモノがあり、排尿時に痛みを伴ったりする事もあります。パートナーに症状があれば早めに受診される事をお勧めします。
治療は抗生剤1~2週間の内服でたいていは治ります。
Lカルニチンは非常に高い脂肪代謝効果のある物質です。
Lカルニチンは食物からも摂取ができますが、その生成は20代をピークに加齢とともに減少していき、年齢とともに太りやすい体質になる原因はLカルニチンの減少だと考えられています。
点滴療法により十分なLカルニチンを摂取することで、ダイエット、メタボリックシンドローム対策に最適な治療です。週1回~2週間に1回で3~6カ月間続ける事をお勧めします。点滴時間は1回20分~30分です。
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